2002年からの原油価格動向
ニューヨーク商業取引所でのWTI原油価格は2002年夏頃まで1バーレル(約159リットル)が20ドル前後で低迷していたが、アメリカ合衆国のイラク侵攻の可能性が高まるにつれて上昇に転じた。2003年春の開戦直前に1バーレル40ドルを付けた後、下落に転じた。米軍のイラク占領後も原油輸出が回復せず再び上昇に転じた。また中国の石油需要が高まったために原油価格は下げにくくなった。また主要産油国となっているロシアの大手石油会社ユコスに倒産の可能性が高まったことから高値を付け、2004年のアイバン、2005年のカトリーナなどのハリケーンによって米国の精油所が被害を受けたことや産油国ナイジェリアで反乱が拡大したことから2004年9月28日に標準原油価格が1バーレル50ドルを突破した。2007年には一時1バーレル99ドルを突破、2008年には初めて1バーレル100ドルに到達した。2008年7月11日には一時1バーレル 147.27ドルの最高値をつけた。続きを読む
NYMEX WTI 原油先物チャート(10分足)
NYMEX WTI 原油先物チャート(1時間足)
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↓WTI原油先物-NYMEX-日足-1年間チャート | |
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2008年07月13日
原油先物市場(NYMEX)(WTI)(IPE)(TOCOM)中東ドバイ
原油先物市場
世界的な原油価格は商品先物市場での取引価格が1つの指標として採用されており、これを基準に、原油品質や引渡し地といった個別取引での事情が加味されて価格形成される。商品先物取引での価格は、原油の需給バランスや投機資金の流入流出によって形成される将来価格の予測となって現れる。
主要市場例
* ニューヨーク商業取引所(NYMEX): テキサス州産原油(ウェスト・テキサス・インターミディエイト, WTI)を代表的な石油商品とする
* ロンドン国際石油取引所(IPE): 北海原油を代表的な石油商品とする
* 東京工業品取引所(TOCOM): 中東ドバイ産原油を代表的な石油商品とする
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世界的な原油価格は商品先物市場での取引価格が1つの指標として採用されており、これを基準に、原油品質や引渡し地といった個別取引での事情が加味されて価格形成される。商品先物取引での価格は、原油の需給バランスや投機資金の流入流出によって形成される将来価格の予測となって現れる。
主要市場例
* ニューヨーク商業取引所(NYMEX): テキサス州産原油(ウェスト・テキサス・インターミディエイト, WTI)を代表的な石油商品とする
* ロンドン国際石油取引所(IPE): 北海原油を代表的な石油商品とする
* 東京工業品取引所(TOCOM): 中東ドバイ産原油を代表的な石油商品とする
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原油単位バーレル(barrel)バレル
原油単位
通常、原油の取引単位はklやkgではなく、バーレル(barrel)が使用されている。英語のバーレルは樽の意味で、ドラム缶普及以前は樽に入れて運ばれていた名残である。バーレルにはいくつか異なる尺度が存在するが、石油用の1バーレルは約159リットルの体積を表わす。続きを読む
通常、原油の取引単位はklやkgではなく、バーレル(barrel)が使用されている。英語のバーレルは樽の意味で、ドラム缶普及以前は樽に入れて運ばれていた名残である。バーレルにはいくつか異なる尺度が存在するが、石油用の1バーレルは約159リットルの体積を表わす。続きを読む
原油埋蔵量
埋蔵量
現在の技術で、経済的に採取できる埋蔵量を確認埋蔵量と呼ぶ。技術の進歩や石油価格の上昇などによる損益分岐点の変動が起こると、確認埋蔵量が増える。したがって、確認埋蔵量は新しい油田の発見がなくても変化する。ある時点における確認埋蔵量をその時点における消費量で割った値を可採年数と呼ぶ。2003年時点での確認埋蔵量は全世界で1900億kl。地域分布は偏っており、アジア州、特に中東地域が56.5%を占める。ついで北アメリカ州の17.9%、ヨーロッパ州と南アメリカ州の8.0%である。埋蔵量を産出量と比較すると、カナダ、イラク、アラブ首長国連邦など埋蔵量が上位10位に入りながら、産出量が低い国が確認できる。
1. サウジアラビア 21.4%
2. カナダ 14.8%
3. イラク 9.3%
4. アラブ首長国連邦
5. クウェート
6. イラン
7. ベネズエラ
8. ロシア
9. リビア
10. ナイジェリア
現在の技術で、経済的に採取できる埋蔵量を確認埋蔵量と呼ぶ。技術の進歩や石油価格の上昇などによる損益分岐点の変動が起こると、確認埋蔵量が増える。したがって、確認埋蔵量は新しい油田の発見がなくても変化する。ある時点における確認埋蔵量をその時点における消費量で割った値を可採年数と呼ぶ。2003年時点での確認埋蔵量は全世界で1900億kl。地域分布は偏っており、アジア州、特に中東地域が56.5%を占める。ついで北アメリカ州の17.9%、ヨーロッパ州と南アメリカ州の8.0%である。埋蔵量を産出量と比較すると、カナダ、イラク、アラブ首長国連邦など埋蔵量が上位10位に入りながら、産出量が低い国が確認できる。
1. サウジアラビア 21.4%
2. カナダ 14.8%
3. イラク 9.3%
4. アラブ首長国連邦
5. クウェート
6. イラン
7. ベネズエラ
8. ロシア
9. リビア
10. ナイジェリア
原油の歴史
原油は古くから日常生活に利用されてきた。例えば紀元前3000年ごろのエジプトのミイラには防腐剤としてアスファルトが用いられている。このほか、薬剤、建築物の詰め物のほか、一時的な灯火としても利用された。いずれも地表に染み出してきた原油、アスファルトを採取して利用していた。
中世においてもっとも大規模に原油を利用していたのはアゼルバイジャンのバクーである。地表だけでなく、35mの深さまで掘り下げられた油井から原油を採取していた。
原油が資源として大量利用されるようになったきっかけは19世紀半ばにランプ油として利用されるようになってからである。需要が伸びるにつれ採掘の必要性が高まり、米国のドレーク(en:Edwin Drake)は、ペンシルバニア州に初の油井を建造。1859年8月に原油の採取に成功した。
中世においてもっとも大規模に原油を利用していたのはアゼルバイジャンのバクーである。地表だけでなく、35mの深さまで掘り下げられた油井から原油を採取していた。
原油が資源として大量利用されるようになったきっかけは19世紀半ばにランプ油として利用されるようになってからである。需要が伸びるにつれ採掘の必要性が高まり、米国のドレーク(en:Edwin Drake)は、ペンシルバニア州に初の油井を建造。1859年8月に原油の採取に成功した。
原油(げんゆ、Crude oil
原油(げんゆ、Crude oil)は油田から採掘したままの状態で、精製されていない石油をいう。
採掘後、ガス、水分、異物などを大まかに除去したものが原油である。黒くて粘り気のある液体であり、さまざまな分子量の炭化水素の混合物が主成分である。他に硫黄、酸素、窒素を含む化合物を少量含む。組成は炭素が83-87%、水素が11-14%、硫黄が5%以下、その他の元素は2%以下である。炭素と水素以外の組成は産地によって大きく異なるが、理由はまだ解明されていない。比重は0.8-0.98。
原油は鉄鉱石や石炭と並んで主要な鉱物資源である。2001年時点で全輸出量の約5割を占めるOPEC加盟国だけでも、輸出によって2,100億ドル以上を得ている。以下に、埋蔵量、産出量、貿易、消費についてまとめた。統計資料には石油開発資料2003とEnergy Statistics Yearbook 2001を用いた。
採掘後、ガス、水分、異物などを大まかに除去したものが原油である。黒くて粘り気のある液体であり、さまざまな分子量の炭化水素の混合物が主成分である。他に硫黄、酸素、窒素を含む化合物を少量含む。組成は炭素が83-87%、水素が11-14%、硫黄が5%以下、その他の元素は2%以下である。炭素と水素以外の組成は産地によって大きく異なるが、理由はまだ解明されていない。比重は0.8-0.98。
原油は鉄鉱石や石炭と並んで主要な鉱物資源である。2001年時点で全輸出量の約5割を占めるOPEC加盟国だけでも、輸出によって2,100億ドル以上を得ている。以下に、埋蔵量、産出量、貿易、消費についてまとめた。統計資料には石油開発資料2003とEnergy Statistics Yearbook 2001を用いた。
タグ:原油
WTIとは?
ウェスト・テキサス・インターミディエイト(英語:West Texas Intermediate)、略してWTIは、アメリカ合衆国南部のテキサス州を中心に産出される原油。ウェスト・テキサス・インターメディエイトとも。アメリカ国内で産出される原油の6%・世界で産出される原油の1〜2%ほどを占める。硫黄分が少ないため、ガソリンや石油製品の製造に適した軽質油である。
原油価格の代表的な指標にはこのWTIのほか、欧州産の北海ブレント、中東産のドバイがあり、 これらが世界の3大原油指標と言われています。
そのなかでも、WTI原油先物は、取引量と市場参加者が圧倒的に多く、市場の流動性や透明性が高いため、原油価格の指標にとどまらず、世界経済の動向を占う重要な経済指標の1つにもなっています。
原油価格の代表的な指標にはこのWTIのほか、欧州産の北海ブレント、中東産のドバイがあり、 これらが世界の3大原油指標と言われています。
そのなかでも、WTI原油先物は、取引量と市場参加者が圧倒的に多く、市場の流動性や透明性が高いため、原油価格の指標にとどまらず、世界経済の動向を占う重要な経済指標の1つにもなっています。

